- 注:略語説明
- 4WD(4-Wheel Drive)
電動4WDシステムの構成
水冷オルタネータがジョイントボックスを介して後輪駆動用DCモータの主電源となっている。また,4WDコントロールユニットにより,走行状態に対応した水冷オルタネータの発電制御,モータの界磁制御などを行っている。
走行性と踏破性に優れた4WD(4-Wheel Drive:四輪駆動)車が,日常車として注目され始めている。しかし,機械式4WD車は高燃費であることや,車内空間や荷室(荷物搭載用スペース)が狭くなることなどが課題になっていた。
日立製作所は,四輪駆動の性能を満たしながら,機械式4WDシステムと同等以下の価格にすることを目的に,電動式4WDシステムを開発した。すでに,2002年秋に日産自動車株式会社のマーチとキューブに,2003年秋にはマツダ株式会社のデミオに搭載されている。電動4WDシステムは水冷オルタネータ,DCモータ,クラッチ付きディファレンシャル ギヤ ユニット,4WDコントロールユニットなどの部品で構成している。また,電力によって駆動力を発生させるので,きめ細かい制御が可能なことから,その結果生まれるさまざまな利点が評価されている。