- 注:略語説明
- VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)
富士写真フイルム株式会社小田原工場新エネルギー棟に設置された脱臭排熱利用型コージェネレーションシステム
揮発性有機化合物を含む排ガスを脱臭処理する際に発生する排熱をガスタービン発電設備に取り込んで有効利用し,コージェネレーションシステムの効率を向上させる。このシステムは,独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の平成14年度エネルギー使用合理化事業者支援事業に採択された。
地球環境問題の高まりの中で,製造業では,工場の排出ガス量やエネルギー使用量の削減がますます重要性を増している。
富士写真フイルム株式会社と日立製作所は,共同でVOC(揮発性有機化合物)排ガス処理と,工場のエネルギー使用量の削減を併せて行う設備として,脱臭排熱利用型ガス タービン コージェネレーション システムを開発した。このシステムは,排ガスを蓄熱式脱臭炉で燃焼して脱臭処理し,この際に発生する高温燃焼ガスを利用しガスタービンの噴射蒸気を過熱するもので,噴射蒸気の温度上昇により,ガスタービンの発電効率向上をもたらす。設備の導入に際して,日立製作所はシステムを設計・製作し,納入した。
このシステムを採用したコージェネレーション設備は,2003年8月から富士写真フイルム株式会社小田原工場で運転を開始し,排ガス処理と,工場内への電気・蒸気の供給に用いられている。