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移動体用無線パケット通信技術“1xEV-DO”で実現する
ブロードキャストサービスとQoS制御機能

Broadcast Services and Quality of Service Control Function by 3rd-Generation Mobile Communication System "1xEV-DO"
濱口直久・影井 隆・眞澤史郎・高橋陽介


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概要図
 
注:略語説明
IP(Internet Protocol),BCMCS(Broadcast/Multicast Services),HA(Home Agent),MR(Multicast Router)
 
 
1xEV-DOのシステム構成例
 1xEV-DO(1x Evolution Data Only)の下り(無線基地局から移動端末方向)と上り(移動端末から無線基地局方向)のそれぞれの最大伝送速度は2.4Mビット/sと144kビット/sであり,きわめて高速な無線移動体通信版のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)を提供することができる。
 

 
 高速かつ安価なモバイルデータ通信が求められる中で,標準化団体3GPP2は,最大2.4Mビット/sの無線データ通信システムを提供する1xEV-DOシステム上で,多数の相手に映像などのデータ配信を行えるBCMCS(Broadcast/Multicast Services)と,通信帯域と低遅延を保証するためのQoS(Quality of Service)制御機能を実現するための規格を規定した。日立グループは,すでに開発済みの1xEV-DOシステムにこの標準規格を付加し,無線パケット処理装置から無線基地局にパケットを送信するタイミングをシステム全体で制御することで,BCMCS機能を実現した。また,独自のQoSスケジューラ技術を開発することにより,QoS制御機能を実現した。さらに,実験室環境でその有効性を検証し,KDDI株式会社にトライアルシステムとして納入した。BCMCSとQoS制御機能を1xEV-DOに付加することで,ユニキャスト通信に加え,データの一斉配信や放送型のサービスのほか,IP・テレビ電話などへの適用が期待される。
 
 
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