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関西電力株式会社御岳・新黒部川第三発電所納め
中間羽根付高性能ランナの実用化

Practical Application of High-Performance Francis Turbine Runner with Splitter Blades to the Power Stations of Ontake and Shin'kurobegawa No.3 of Kansai Electric Power Co., Inc.
原野正実・谷 清人・野本 悟


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概要図
 
関西電力株式会社御岳発電所納め中間羽根付ランナの外観
 ランナは,主羽根13枚と中間羽根13枚で構成している。羽根枚数は,ランナ入口側から,すなわち水平に見ると26枚であるが,出口側,すなわち下から見上げると13枚である。写真はランナを下から見上げた状態を示しており,ランナ出口の主羽根と主羽根の間に,長さが主羽根よりも短い中間羽根が見える。
 

 
 水力発電は,地球温暖化を加速させるCO2をほとんど排出しないクリーンなエネルギーを生産し,環境保全の観点から重要な役割を担っている。しかし,水力発電所の建設は,さまざまな土木工作物を伴うため,自然界の生態系への影響が否定できない。そのため,近年,既設の水力発電所を改修することで新たなエネルギーの増強を図ることが注目されている。一方,わが国の水力発電所は,水量と系統負荷調整の関係で,部分負荷運転という非効率的な運用の発電所が相当数を占めている。
 このような背景の下で,日立製作所は,関西電力株式会社との共同研究で部分負荷効率を向上させたフランシス型の中間羽根付ランナを開発した。今回,発電所の設備更新では,わが国で初めて,御岳発電所に2台,新黒部川第三発電所に1台の中間羽根付ランナを納入した。
 
 
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