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家電製品のユニバーサルデザイン

Universal Design for Home Appliances
古井眞樹・高澤広美・和田紀彦


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概要図
 
家電リモコン三態
 家電製品のユニバーサルデザインを象徴するのがリモコンである。エアコンの簡単操作リモコン(左上)は,運転のスタートと停止の受信音を区別し,また,室温設定時も20 ℃と30 ℃で音を区別することで,視覚障がい者への使いやすさに配慮している。テレビのリモコン(中)は,見やすいキー表示と色覚障がい者に配慮したボタンの色名表示を付けている。HDD/DVDレコーダの「かんたんリモコン」(右下)は,基本操作に必要なボタンだけに絞り,大きくわかりやすい表記で,複雑な付加機能を必要 としないユーザーに配慮している。
 

 
 家電製品のユニバーサルデザインを考えるうえで,高齢者世帯の増加,独り暮らしの増加など家族形態の変化状況は見逃せない。一方,AV機器などのデジタル化はユーザーの使い勝手に大きな影響を与えている。技術は多機能化への対応が可能であるが,人間の身体特性は高齢者・障がい者を含めて大きくは変わらない。このギャップを埋めつつ,ユーザーの生活スタイルの変化に対応する家電製品を開発することが急務である。
 日立グループは,そのために,AV機器においては,操作・表示系の簡単でわかりやすい製品開発を行い,また,生活家電品においては,操作性以外に楽な姿勢,軽い操作,静か,清潔,安全といった使用性向上を各製品で実現している。
 
 
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