
ユビキタスプラットフォームグループマーケティング事業部マーケティング本部FPD商品企画部の古井眞樹部長代理(左),製品開発事業部パネル開発本部第二商品設計部の栗山博仁主任技師(中央),FPD本部FPD設計部の蓬莱啓明技師(右)
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ここ数年間,薄型テレビの需要は急増してきている。ある程度普及してきた現在では,高画質・高機能に加え,より大画面の製品が求められるようになってきた。市場調査によれば,最もニーズが大きい画面サイズは50V型以上である。50V型なら,約2mの視距離でちょうど映画館の特等席と同じ視野角になり,リビングに居ながらにして映画館の迫力と臨場感を味わえることになる。そうした市場の要望に応えるべく,日立製作所は,「Wooo」10000シリーズ「W50P-HR10000/W50P-H10000」,「W60P-XR10000」を2006年11月から順次発売した。 |
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大画面・高画質・簡便性を実現 |
「Wooo」10000シリーズは,従来の製品と違う点が三つあります。
一つ目は,動画・静止画の高い解像度が挙げられます。特に60V型は,水平1,920×垂直1,080画素をそのまま表現するフルHD(High Definition)パネルを採用。これに対応する新高画質エンジンとして「PictureMasterHD」を搭載しています。前シリーズから高度な画像認識処理技術を継承しつつ,奥行き感や先鋭感などのきめ細やかな表現を可能にし,超高精細画質を楽しめるようになりました。また,日立のプラズマテレビはすべて「1080ALISパネル」を採用しており,どのサイズも,ハイビジョン放送に適合する垂直方向1,080画素を実現しています。
二つ目は,デザイン。50V型・60V型ともに,フラットパネルテレビの軽快さと品質を感じさせる緻(ち)密な仕上げをした新デザインを採用。製品の最先端テクノロジーを切り出し,秘めたクオリティを表現する,新世代のデザインと言っていいでしょう。
三つ目は,手間な接続が不要,ボタン一つですぐ録画ができる簡便性です。大容量HDD(Hard Disk Drive)レコーダを内蔵し,さらに新技術「XCode*HD」を採用したことで,デジタルハイビジョン映像を高画質なまま約50時間録画することができます。
このように「Wooo」10000シリーズでは,大画面・高画質・簡便性と,あらゆる機能を実現しています。

デジタルハイビジョンプラズマテレビ「W60P-XR10000」
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ジレンマを克服しながら,絵をつくり上げていく喜び |
開発の過程においては,さまざまな苦労や喜びがありました。
テレビが「大型化」するほど「高画質」のニーズが高まり,必然的に「高精細」化へと方向づけされます。一方で,「高精細」になるほどパネル自身はセル開口面積が少なくなるため,効率という面での輝度ロスが表れ,ますます高輝度高画質化が必要となるというスパイラルが大きなジレンマとなります。
その二律背反する事象を融合させ製品化にまで導いたのは,「世界最高,世界初の高輝度フルHDの製品をつくろう!」というリーダーの力強い励ましの言葉でした。開発に携わったエンジニアたちの間では大きな目標・ビジョンを共有し,開発のモチベーションとすることで,目の前に立ち現れてきた具体的な課題を一つ一つ解決してジレンマを克服していきました。
また,コスト低減と高画質化を両立させるための解決策として,プラズマパネルをドライブする信号処理部分である高画質エンジンを一つのLSI(Large Scale Integration)に統合するという工夫も行いました。
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新しい視聴スタイルを提案していきたい |
これからはどんどん,放送と通信の融合が加速していくでしょう。技術は社会を変え,社会は市場を変えていきますから,常に顧客の心に共鳴する製品開発を行っていくことが求められます。ハードディスクの内蔵は,高画質の映像を簡単に,時間をずらして楽しめるという視聴スタイルを提供していますが,「あとから足せる・取り外せるハードディスク」をも視野に入れています。
いずれにしても,ユーザーが放送,通信の垣根を意識せずに,見たいコンテンツを簡単,安心に,好きなときに,そして美しく見ることができる,そんな新しい視聴スタイルを提案する薄型テレビを開発・提供していきたいと思っています。
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