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球面収差補正機能を搭載した
走査透過電子顕微鏡「HD-2700」

Hitachi Spherical Aberration Corrected STEM "HD-2700"
中村邦康・稲田博実・田中弘之・今野充・小川太郎


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概要図
 
球面収差による解像度低下の概念
 STEM(走査透過電子顕微鏡)の分解能を改善するためには,対物レンズの球面収差を大幅に低減する技術が必要になる。
 

 
 電子顕微鏡の技術者にとって,電子光学系で原理的に生ずる球面収差を補正し,分解能を飛躍的に向上させることは長年の夢であった。
 株式会社日立ハイテクノロジーズは,球面収差補正器を搭載した次世代のSTEM(走査透過電子顕微鏡)を開発した。
 球面収差補正器は一種の凹レンズとして作用し,電子光学系の球面収差を極限まで低減する。この結果,より大きな収束角でサブナノメートルの電子ビーム径が得られ,高分解能観察と高感度分析の両立が可能となる。
 次世代の半導体や材料,ナノテクノロジーの研究開発を強力に支援する解析装置になるものと期待している。
 
 
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