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次世代ネットワーク(NGN)への日立グループの取り組み

Hitachi's Vision for Next Generation Network
平岩賢志・平田哲彦・北井克佳・溝河貞生


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概要図
 
注:略語説明
NGN(Next Generation Network)
 
 
図1 ビジネス,ライフ/コミュニティの価値向上を支える次世代ネットワーク
 NGN(次世代ネットワーク)により,ビジネスやライフスタイルに新しい価値が広がる。キャリア,ビジネス,ライフ/コミュニティの各分野で放送と通信の融合・連携など革新的な価値を提供していく。
 

 

本格化するNGN導入と,日立グループのビジョン

 
 社会基盤としてのインターネットの普及に伴い,IP(Internet Protocol)による情報システムと通信の融合が加速し,これまで目的ごとに分かれていたネットワークがIPベースで統合化され始めている。一方,ネットワークが提供するサービスは,これまで以上に多様化し,融合化されていく。放送のデジタル化を背景に,放送と通信の融合・連携サービスが検討・推進され,産業構造の変化を引き起こしつつある(図1参照)。
 このような環境の変化に対応し,通信事業者によるNGN(a)(次世代ネットワーク)導入の動きが本格化している。一方,ネットワークを利用する企業ユーザーにとって,企業活動におけるネットワークシステムは,業務効率の改善に加え,事業運営の改革を支え,経営品質を向上させる重要な役割を担うようようになりつつある。そのため,ネットワークのサービス品質に対する要求が厳しくなってきている。
 こうした背景から,NGNはインターネットのオープン性を生かしつつ,信頼性や安全性を飛躍的に向上させた新たな社会基盤として導入が進められている。
 日立グループは,これまでのIPネットワークシステムでの研究開発,製品提供,構築,運用実績をベースとし,NGNへの取り組みを推進している。ネットワーク機器,サーバ,ストレージなどの要素技術,これらを組み合わせるSI(System Integration)を核とした次世代ネットワークシステム,アプリケーションサービスの提供を進めている。NGNによる事業ドメインをキャリア,ビジネス,ライフ/コミュニティとし,これらに対して革新的な付加価値,uVALUE(b)を提供し,社会イノベーションを実現していくことが日立グループの役割と考えている。
 
(a)NGN
     Next Generation Networkの略。従来の電話網やインターネットなど,目的ごとに提供されていたネットワークを統合することにより,固定網・移動網の融合,放送と通信の融合・連携などの新たなサービスの提供を可能にする次世代のネットワーク。IPv6(Internet Protocol Version 6)を採用し,既存のインターネットよりも高い安全性・信頼性の実現,帯域保証,ネットワーク構築の自由度向上などのメリットがある。
 
(b)uVALUE
  日立グループは,さまざまな事業領域で得られる経験,知識,ノウハウを縦横に掛け合わせた「真の総合力」によって生まれる日立グループならではの価値と,お客様の持つ価値とを連鎖させることで,お客様や社会にとって最適な価値を創出していくというコンセプトを掲げ,そこで生み出される価値をuVALUE(ユーバリュー)と名付けている。
 
 
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