- 注:略語説明
- SI(System Integration)
図1 「実業×IT」と「知の融合」によって創出する革新的価値uVALUE
日立グループが長年にわたって培ってきた電力・電機,都市開発,物流などの多様な実業の経験・ノウハウと,コンサルティング,SI,アウトソーシング,ミドルウェア,ハードウェアなどの先端ITノウハウの活用を,「知の融合」を図ることで掛け合わせ,新たな革新的価値uVALUEを創出する。
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イノベーションへの期待の高まり |
昨今,「イノベーション」の必要性が多く議論されている。その背景には,人件費の圧縮,製造コストや物流コストの削減,あるいは省力化のための投資といった従来施策の延長線で考えられる改善にとどまらず,新製品,新サービスの創出,あるいは新事業の立ち上げなどの変革によって大きな飛躍を果たすことの必要性を多くの経営者が感じ始めていることがある。
さらに,その背後にある経営環境の変化に目を向けると,新たな市場原理によるパラダイムシフトや,グローバル市場を視野においたビジネス展開など,経営環境や競争環境の大きな変化への対応が急務になってきていることも挙げられる。
イノベーションを起こすための重要な鍵を握るのは,「知」と「知」の相乗効果を図る「知の融合」である。
また一方で,ユビキタス情報社会の進展は,ユビキタスデバイスと呼ばれるRFID(Radio-Frequency Identification)やセンサネットなどの恩恵をもたらした。これらの活用が次代における「見える価値」の創出を左右するが,これらの活用には「見えない技術」の柱となるITにかかわるプラットフォームのあり方が大きな意味を持っている。
日立グループは,事業コンセプトとしてuVALUE(ユーバリュー)を2004年7月から発信し,その考えに基づいた事業活動を進めてきている。これは,日立グループが取り組む電力・電機,都市開発,物流などの多様な実業における経験,知識,ノウハウに基づく「真の総合力」によって生み出す価値と,お客様が持つ価値を連鎖させることによって,お客様にとって最適で革新的な価値をuVALUEと呼び,その創出を意図したものである。このuVALUE創出は,日立グループの持つ「知」の掛け合わせ,そして,お客様の持つ「知」との掛け合わせ,すなわち「知の融合」によってなされるもので,このような活動のあり方は,大きな飛躍に向けたイノベーション誘発にもつながる。日立グループは,「見えない技術」の柱であるITプラットフォームについても,絶えず先導的に探求,拡充してきており,幅広い実業とITを掛け合わせることによって,見える価値uVALUEの創出に努めている(図1参照)。