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現場情報を価値につなげるセンサネット

Sensor Network Converting Field Data into Users' Value
小高俊之・鈴木昭二・室啓朗・西澤格


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概要図
 
注:略語説明ほか
UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)
* Ethernetは,米国Xerox Corp.の登録商標である。
 
 
食品関連施設向け「無線環境モニタリングシステム」のシステム構成(株式会社グレープストーン浦和工場の例)
 サーバ装置,および,無線ネットワークとのゲートウェイ機能を持つ基地局が,既設有線ネットワーク(Ethernet)に接続され,中継器と,現場に設置された温湿度センサーやパーティクルセンサーが無線ネットワークで接続されている。管理者は,館内端末を介して施設内すべての測定点における最新データおよび履歴データを閲覧可能である。
 

 
 センサネットは現場のデータをあまねく取得して可視化する技術であり,幅広い分野で安全・安心・快適につながる新たな価値の創出が期待されている。日立製作所は,株式会社竹中工務店と共同で,センサネットを応用した食品工場向けの「無線環境モニタリングシステム」を開発した。このシステムは,洋菓子の製造・販売を手がける株式会社グレープストーンの新工場で採用され,2006年10月から温度・湿度・空気中の微粒子数を測定し続けている。これは,日立製作所のセンサネット事業における商用化の第1弾である。
 今回のシステムは,環境データの監視および記録による生産施設での安全確保および品質管理という目的であるが,センサネットを絶え間ない大量のデータを扱うユビキタス連携基盤に統合することにより,コンビニエンスストア,ファストフード店,スーパーマーケットなど広域に展開する流通分野で,各店舗の省エネルギーから顧客消費動向を集めたリアルタイム経営まで実現する「神経網」へと発展するポテンシャルを持っている。
 
 
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