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日立グループの水環境事業への取り組み

Activity of Hitachi Group Contributing to Water Environment Preservation
村上 宏・荒金 聡一・松井 志郎・西野 由高・難波 康晴


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概要図
 
注:略語説明
O&M(Operation and Maintenance),PPP(Public Private Partnership)
 
 
図1 水循環の広範な領域を網羅する日立水環境ソリューション
 持続的な水循環の実現に向けて,経済的で信頼性の高い水質・水量管理がいっそう重要となっている。日立グループは,研究開発とモノづくりを基盤に,高度化した製品群で広範な水環境ソリューションを提供し,「水の世紀」に貢献していく。
 

 

「水の世紀」において求められる課題解決

 
 水は,人類の安定した発展のために,古代から現在,そして未来へと普遍的に必要とされている。「水の世紀」と呼ばれる今世紀,この水を取り巻く環境が,地球規模で大きく変化している。人口増加を背景に水不足や水質汚濁が深刻化しており,長期的な視野に立ち,地球温暖化問題や環境保全に配慮しつつ,健全な水循環を維持していくことが,グローバルな課題となっている。
 日本国内では,「水道ビジョン」,「下水道ビジョン2100」をはじめとするさまざまな政策の推進や,膜ろ過施設をはじめとする新技術の導入などにより,課題の解決が進みつつある。しかし,さらに多様なニーズが顕在化している。例えば,水源から給水栓に至る水道の安全・安心を維持する水管理技術,水の再生・再利用を促進する水循環技術,集中豪雨による洪水被害を予防する河川・下水管理技術,地震などの災害時の支援技術などである。さらには,老朽施設の更新や技術の継承なども懸案となっており,官民連携による,信頼性と効率性を両立させた施設建設と運転維持管理も求められている。
 これらの社会的要求に応えるには,単一の機器の高性能化に加えて,経済的で信頼性の高い技術や,これらを包括した総合システムがいっそう重要となってくる。日立グループは,一世紀近くにわたって水環境分野で培ってきた技術の信頼性,安全・信頼をつくり込む伝統のモノづくり力と,シミュレーション技術をはじめとする研究開発を基盤に,高度化した製品群とサービスで,良好な水環境実現のための幅広いソリューションを提供している(図1参照)。
 
 
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