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日立グループのITガバナンス構築

Establishment of IT Governance of Hitachi Group
山之内 茂英・遠藤 浩子


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概要図
 
注:略語説明
SOX法(Sarbanes-Oxley Act),PDCA(Plan,Do,Check,and Action),CIO(Chief Innovation Officer)
 
 
日立グループのITガバナンスの全体イメージ
 日立グループのITガバナンス構築の背景と,ITガバナンスを構成するITガバナンスモデル,CIO体制,会議体制の全体イメージを示す。IT化の取り組み領域を各プラットフォームによって住み分けるITガバナンスモデルとすることで,日立グループ約1,000社の全体最適へのベクトルを合わせることができた。また,ITマネジメントの整備により,シナジー効果の発揮,継続的なコスト削減,さらにPDCAの強化が進み始めた。
 

 
 日立製作所は2010年で創業100周年を迎える。その歴史の過程では,グループ各社の自主独立を重んじ,IT業務・環境に関しても事業グループ制や分社化の深化に伴って分散化の道を歩んできた。しかし,SOX法や個人情報保護法への対応,さらに情報セキュリティの強化という社会的要請や,グループ経営の強化,経営基盤の整備・強化によるシナジー効果の実現,ITコストの削減という経営ニーズに応えるために,ITガバナンスを構築してきた。
 構築のアプローチは,ITガバナンスモデルの開発・普及が中心であるが,CIO体制の構築やグループ各社との議論・合意形成プロセスの整備など,日立グループならではの考え方や実践手法を通じてITガバナンスを確立しつつある。ITガバナンス構築のねらいは,社会的要請に対して説明責任を果たすこと,経営ニーズに対してITによる競争力強化に貢献することの二つを設定している。
 
 
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