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情報漏洩リスク低減のための内部統制と情報資産管理

Internal Control and Information Assets Management for Reducing Information Leakage Risk
甲斐 賢・荒井 正人・手塚 悟


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概要図
 
情報資産管理の概念
 ハードウェア資産,ソフトウェア資産を管理することと同様に,情報資産(データファイル)の所在や利用状況を把握し,適切なリスク管理につなげることで,情報漏洩(えい)対策,業務の正当性証明,訴訟対応などを迅速かつ効率的に行えるようになる。
 

 
 情報漏洩事件・事故の多発や,金融商品取引法などを受け,企業はさまざまなリスクに対応するために内部統制を強化することが求められている。内部統制を強化するうえでの課題は,統制に手間がかかり,実施記録の抜けや漏れが生じやすい「手動による統制」にあると考えられる。例えば,情報漏洩リスク対応の内部統制において,自宅PCで業務をしないように社内ルールを定めていても,ルールが正しく守られているかどうかを厳密に確認するための実施記録がない。
 日立製作所は,散在する情報資産を追跡するとともに,その利用履歴の記録と適切な保護を行うという「情報資産管理」のコンセプトを掲げ,セキュリティ技術の研究開発を推進している。これにより,事後対応が主であった情報漏洩問題についても,事前措置として対策可能となるような内部統制強化に貢献していく。
 
 
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