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「未来のテレビ」を先取りした
液晶テレビ「超薄型 Wooo UTシリーズ」

HIGHLIGHTS 2008
 
 


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急速に一般家庭に普及し,人々のライフスタイルに大きな変化をもたらした大画面薄型テレビ。
本格的な「放送と通信の融合・連携」時代の到来を見据え,今回,奥行き35 mmという超薄型の液晶テレビを開発した。
高品位のインテリア性を持つボディデザインに加え,部屋の中に自由に設置できるレイアウトフリーなど,テレビの新しい価値・魅力を提案している。
 
 

「夢のようなテレビ」を実現するレイアウトフリー

 
 鉄腕アトムが活躍する未来の生活シーンには壁掛けテレビが登場していました。われわれは原点に立ち戻って,多くの人が待ち望んでいる「夢のようなテレビ」とは何かを探ることから始め,2011年以降のテレビのあり方を見据えて打ち出したコンセプトがレイアウトフリーです。レイアウトフリーには,言葉どおり,テレビの設置場所が広がることをめざすだけでなく,快適な視聴空間をデザインしていくという意味合いを込めています。液晶テレビ「超薄型 Wooo UTシリーズ」は,設置場所や周辺機器との接続時のケーブルの処理を含めた物理的な制約を取り除き,自由にレイアウトし,思い思いのコンテンツを視聴できる楽しさを追求した次世代テレビです。モニタ部は壁掛けはもちろん,どこにでも自由に設置できる35 mm(最薄部)という世界最薄の薄さを実現しました。また,モニタ部とチューナ部(Woooステーション部)を分離し,いわば両者を分業化させることにより,モニタ部のインテリア性を損うことなく,ステーション部が周辺機器の増加といった機能の強化に対応することが可能になっています。
 
写真
 
日立研究所 材料研究所 画像デバイス研究部の椎木正敏 部長(右前),左から,デザイン本部 ホームソリューションデザイン部の大木雅之 専門デザイナー,コンシューマ事業グループ デジタルコンシューマ事業部 FPD本部 FPD設計部の栗原龍二 技師,ディスプレイ機構設計部の塚本乾 技師,商品企画本部 戦略部の駒井章子 主任
 
 

新技術が可能にした美しいプロポーション

 
 「Wooo UTシリーズ」の特徴として,どこから見ても美しい「360°beauty」という点も挙げておく必要があるでしょう。人とテレビとの関係性を含めたデザインを意識し,香水(フレグランス)をデザインキーワードにしました。テレビが自分の個性に合わせてライフスタイルを演出する香水のような存在であってほしいとの思いからです。ディスプレイの外枠(ベゼル)には透過性のある素材を採用し,香水のボトルのように厚みに変化をつけて成形し,裏側に高輝度な塗装を施すことによって奥行きのある質感をもたせました。また,背面から見ても美しいように開口部をパネルの上下に集約させ,フラットですっきりしたデザインに仕上げたほか,指輪をイメージしたスタンドではモニタ部が空中に浮いているような軽さを表現しています。実は,この美しいプロポーションは,さまざまな新技術があればこそ実現することができたのです。例えば剛性の確保とパネルモジュールの薄型化の両立をはじめ,解決しなければならない課題は数限りなく,開発中には0.1 mm単位のせめぎ合いも生じました。最終的には,バックライトモジュールと電源をコンパクトに設計し,超薄型軽量フレームに格納することで,技術的に難しいと言われていた高密度化を実現し,新発想の空冷機構を採用することで従来の約1/3という超薄型のプロポーションを完成させました。
 
 

次世代テレビのイノベーション企業として

 
 家庭におけるテレビの位置づけは変わらないとはいえ, テレビを取り巻く社会状況は大きく変化しており,放送と通信の融合・連携がさらに進む一方で,2011年の地上デジタルテレビ放送への移行を機に,「テレビ新時代」が訪れようとしています。「超薄型 Wooo UTシリーズ」が世界最薄の35 mmをなし得たのは,超薄型パネルモジュール,熱解析技術,超薄型電源,構造設計など各種の技術を結集したからですが,今後も次世代テレビのイノベーション企業として,日立グループの総合力によって自由で快適な視聴空間を演出するレイアウトフリー製品のラインアップを図っていきます。
 
2007年10月現在,民生用ハイビジョン液晶テレビとして(32V型以上,モニタのみ,突起部含まず)。日立製作所調べ
 
 
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