企業にとってITリソースの有効活用が大きな課題となっている。
日立製作所は,統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に搭載するサーバ仮想化機構「Virtage」を開発した。
独自技術による高効率・高信頼なサーバ仮想化は,運用コスト削減や効率向上,消費電力低減を可能とし,ビジネスの環境変化に柔軟に対応する情報システム構築に最適なサーバプラットフォームを提供する。
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情報システムの課題に応えるサーバ仮想化技術 |
ITが企業活動の根幹を支える存在となり,企業内情報システムの複雑化や大規模化に起因する,運用効率の低下とそれに伴うTCO(Total Cost of Ownership)の増加といった課題が表面化しています。その課題に応えるのがストレージやサーバの仮想化技術です。サーバ仮想化とは,物理的なサーバリソースを必要に応じて柔軟に割り振り,1台のサーバ上で複数のOS(Operating System)を動かす技術です。サーバシステムは,通常,ピーク時を考慮した余裕のある構成を組むため,平常時には利用率の低いハードウェアが生じてしまいます。そこで,物理サーバを統合し,代わりに仮想化によって論理サーバの数を増やすことで,処理性能要求の増減に柔軟に対応できるシステムとします。それによって,システム全体の導入コスト,運用コストを低減し,さらに冷却設備の負荷低減による省エネルギーなども実現でき,TCOの削減が可能になります。
サーバ仮想化は目新しいものではなく,われわれは,1980年代からメインフレーム開発において仮想化技術に取り組んできました。そこで培った技術をオープン系サーバへと継承して生み出したのが,日立独自のサーバ仮想化機構「Virtage(バタージュ)」です。
情報・通信グループ エンタープライズサーバ事業部 開発本部 第三部の
庄山貴彦 担当部長(左)と芳野泰成 主任技師(右)
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日立の強みを発揮した高信頼な仮想化機構 |
「Virtage」は,ビジネス環境変化への高い即応力を持つ統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の,基幹システム向けハイエンドブレードサーバ「BS1000」に搭載されます。サーバブレードに搭載しているプロセッサには,インテル Itanium*とインテル Xeonがありますが,そのどちらにも対応し,あらゆる用途でサーバ仮想化環境を提供します。サーバベンダーとしての特徴を生かし,Itaniumサーバブレード内には日立独自開発のチップセットを使用し,「Virtage」に最適なハードウェアによる仮想化アシスト機構を構成しました。
「Virtage」は通常のサーバ仮想化メリットに加えて,日立だからこそ実現した機能として,物理サーバ上の環境(ドライバやストレージ)を論理サーバでそのまま利用できる,高い透過性,互換性も提供しています。それを可能にしているのは,メインフレームから継承したロジカルパーティショニングという技術であり,その確かな技術的基盤が,お客様の基幹業務にも安心して使っていただける,高い信頼性につながっています。
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仮想化を新しいステージへ導く |
「Virtage」というブランド名は,仮想化(Virtualization)を新しいステージ(Stage)に導くという意味を込めて付けました。その名が示すとおり,近い将来には,「Virtage」の提供する高品質な仮想化が,あたりまえの機能として広く浸透している世界をめざしています。
サーバ仮想化機構は,ハードウェア層とOS層の間に存在し,両方に大きな関わりを持つものです。今後,その技術にさらに磨きをかけることで,グローバルに付加価値の高いサーバ製品を提供していきたいと考えています。また,情報システムが企業活動のみならず社会生活全体の基盤と言える存在になりつつある中で,日立のサーバ仮想化技術も,エンタープライズだけでなく社会基盤を支えるシステムへの適用を視野に,さらなる高信頼化,高性能化に力を注いでいきます。
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Itaniumは,米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の登録商標または商標である。 |