- 注:略語説明
- RPV(Reactor Pressure Vessel),CRD(Control Rod Drive:制御棒駆動機構),ICM(Incore Monitor),H7〜11〔水平方向(Horizontal)の溶接部の番号名称〕
原子炉の概要と炉底部検査対象部位,および配管減肉検査用ガイド波センサー
沸騰水型原子炉の概要(a),その炉底部の拡大図における検査対象部位(b),および配管減肉検査用ガイド波センサー(c)を示す。
原子力発電プラントの高経年化に伴い,保全の重要性はより高まっており,原子力発電所を安全に安定運転するために,炉内機器などの応力腐食割れ(SCC)や,配管の減肉を高精度に検査できる検査技術が求められている。日立グループは,このような要求に応えられる技術の開発を進めてきた。
炉内シュラウドや再循環系(PLR)配管については,より迅速に検査できる炉内ビークルや自動超音波探傷(UT)装置を,そして炉底部の複雑形状部(CRDスタブ溶接部)については,高精度な表面検査を可能とするフレキシブルな渦流探傷(ECT)センサーを,圧力容器(RPV)溶接部については,炉外からSCCのサイジングを可能とした超音波センサーを開発した。さらに,配管減肉を迅速にスクリーニング検査可能なガイド波検査法を開発している。