「美祢社会復帰促進センター」の概観
美祢社会復帰促進センターの概観イメージを示す。このセンターは,民間資金や運営ノウハウを活用するPFI(Private Finance Initiative)方式による国内初の官民協働の刑事施設である。「国民に理解され,支えられる刑務所」としてのモデル事業であり,事業地域振興,地域の活性化にも十分に寄与している。
犯罪情勢の悪化に伴う刑事施設の過剰収容を緩和するため,構造改革特区制度を活用したわが国初の刑事施設PFI(公共施設などの建設,維持管理,運営などを民間の資金,経営能力および技術的能力を活用して行う公共事業の手法)事業構想が打ち出された。日立製作所は,セコム株式会社を代表企業とするコンソーシアムに参画し,コンソーシアムとして,特に「地域との共生」に重点を置いた事業提案を実施し,この事業を受注した。
日立製作所が担当した位置情報把握システムでは,位置検知精度の高い無線LAN位置情報システム「日立Air Location」を採用し,無線タグを受刑者の被服に装着することにより,保安区域内の全受刑者の位置情報を確実に検出する。監視端末でリアルタイムな位置情報を把握できることから,警備・収容監視業務の負荷低減のほか,業務の効率的・効果的運用が期待されている。