- 注:略語説明
- GPS(Global Positioning System),IMES(Indoor Messaging System)
シームレス位置情報基盤が創造するこれからの社会
屋内でもGPS携帯電話での測位が可能になり,表示できる地図が整備されることで,屋外に限られていた位置情報アプリケーションやサービスが施設内や地下街などでも利用可能となる。そのため,シームレス位置情報基盤は社会,生活,そして地域を変える社会インフラとして大きく期待されている。
GPS(全地球測位システム)携帯電話の普及に伴い,位置情報は歩行者ナビゲーションや広告などでの利用が拡大している。しかし,GPSは屋内での測位が困難であり,測位精度は数十mから数百mとなる。そこで日立グループは,屋内でもGPS携帯電話を利用して測位を可能とするIMES方式の開発を進めている。IMESは,GPSと同じ信号を用いているため,GPS携帯電話などのGPS受信機で信号を受信して測位が可能である。また,屋内測位に合わせ,屋内・屋外でシームレスに利用できる地図の開発も進めている。このようにシームレス位置情報基盤を整備することにより,「いつでも」,「どこでも」測位ができ,利用者が多くのサービスを受けられる環境を提供することができる。シームレス位置情報基盤は,観光案内などの歩行者ナビゲーション,子どもや高齢者の見守り,モバイル広告,バリアフリー案内,施設点検,従業員の安全監視,災害時の安否確認・避難誘導など多くの公共分野に適用することができる。