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有機デバイスの動向と展望

R&D Prospects of Organic Electronic Devices
新井 唯・石橋 雅義・川崎 昌宏・芝 健夫


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概要図
 
注:略語説明
RFID(Radio-frequency Identification)
 
 
有機エレクトロニクス市場の展望
 2006年に欧州のベンチャー的な会社からフレキシブル電子ペーパーが発表された。これを皮切りに,有機エレクトロニクス産業の可能性が広がり,全印刷工程で作製できるフレキシブルな電子デバイスの研究開発が開始されている。
 

 
 有機エレクトロニクスは,塗布や印刷プロセスを用いて,フレキシブルなプラスチック基板上に,室温に近い低温でディスプレイ,回路,電池,センサーなどの機能を集積できる技術として注目されており,さまざまな有機デバイスの研究開発が進められている。最近では,OLED(有機発光ダイオード)を用いた有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイが製品化されるに至り,有機半導体を用いたデバイスの実現性が見え始めている。
 このような背景から,日立グループは将来の新たな有機エレクトロニクス事業の創出に向け,有機TFT(薄膜トランジスタ),有機アクチュエータなどの有機デバイスの研究開発を進めており,塗布印刷プロセスを想定して,塗布型材料によるデバイスの試作を行い,動作確認に成功した。
 
 
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