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NGN時代に向けた日立グループの取り組み

Hitachi's Vision for Next Generation Network
田中 一寿・田中 智佳子・川藤 香織


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概要図
 
注:略語説明
ICT(Information and Communication Technology),NGN(Next Generation Network)
 
 
図1 NGNを通じて提供する「ライフスタイル」と「ワークスタイル」
 NGN(次世代ネットワーク)により,ビジネスやライフスタイルに新しい価値が広がる。
 

 

NGN時代に向けた日立グループのビジョン

 
 日本のブロードバンド人口が1,000万人を超えて久しい。われわれの生活は,各家庭へのブロードバンドの浸透,1億台を超える携帯電話の普及に代表されるモバイル環境の進展により,日々,利便性が向上している。2008年からNGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)商用サービスが開始されたことにより,企業のみならず個人ユーザーまで多様なネットワークサービスを享受できるようになることが期待されており,まさに日本の通信サービスは大きなパラダイムシフトを迎えようとしている。
 NGNは,IP(Internet Protocol)技術で統合されるトランスポートストラタムと,トランスポートを活用・制御してサービスを提供するサービスストラタムを分離させることで,提供されるアプリケーションサービスの自由度を高めることをねらいとしている。これにより,電話サービスをはじめとする個々のアプリケーションサービスは,NGNを共通的に利用できるようになり,いっそう効率のよいサービス提供が可能となる。
 一方,企業を取り巻く状況を見ると,グローバル競争の加速により,これまでの業務効率改善をいっそう強化することが求められる。経営資源の共有化,ワークスタイルの改革による生産性の向上,新事業創生による企業価値向上などが最重要課題として位置づけられている。企業におけるネットワークはこうした環境を支える重要な役割を担っており,今後普及するNGNサービスの活用により,新たな価値を提供することが期待されている。
 さらに,個人の生活の観点からは,高品質,高信頼なNGNサービスを活用して,安心・安全・快適なサービス環境を享受することができるようになる(図1参照)。
 日立グループはNGN時代に向けて,通信キャリア,ビジネス,ライフ/コミュニティの3分野に対し,下記の三つを重点事業として進めている。
 
 
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