仮想化技術によるハードウェアリソースの統合
仮想化技術の導入によって,物理リソースをそのまま利用するよりもはるかに柔軟で付加価値の高いITシステムを構築することができる。
PCサーバに代表されるオープンアーキテクチャでの仮想化技術は,ハードウェアの性能的な問題や仮想化技術そのものの未成熟さなどから,高信頼性が要求されない開発・テスト用途や,性能要求レベルの低い旧業務のマイグレーションなど,限定的な利用にとどまる傾向にあった。
しかし,ここ数年のハードウェア/ソフトウェアの性能・信頼性向上による技術面の進歩と,グリーンITやシステム規模の拡大といったITシステムへの市場要求の変化により,改めて仮想化技術の活用に注目が集まっている。
日立グループは,早くから仮想化技術の重要性・将来性に着目し,統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」へのサーバ仮想化機構「Virtage」の搭載,統合ストレージ「Hitachi
Universal Storage Platform V」でのボリューム容量仮想化機能強化,および統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」での仮想化技術サポートを実施してきた。
これらハードウェア/ソフトウェア両面での仮想化技術の蓄積・活用によって,ITシステムにおける価値創造への取り組みを進めている。