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日立評論

Hitachi

原子力タービンの信頼性確保技術

―実証試験設備による開発―

中村 建樹・瀬川 清・磯部 展宏・斉藤 高

概要図
蒸気タービン実証試験設備

 実機タービンを模擬したモデルタービンにより,蒸気負荷運転中での振動およびタービン内蒸気流れ場を計測・確認する。

 地球温暖化対策,CO2削減のために大型原子力発電が担う役割が着実に大きくなる中で,発電プラントの主機である蒸気タービンには,以前にも増して大型化・高信頼化・高効率化のニーズが高まっている。特に蒸気タービンの低圧段長翼は,タービン効率および出力にかかわる最も重要なコンポーネントであり,日立は,これまでに最新知見を基に設計を行い,高信頼性と高効率のニーズに応えた設計開発を進めてきた。
 2006年に確認された新知見事象によるABWR(改良型沸騰水型原子炉)低圧タービン12段(L-2)翼損傷事象に対して,最新の解析技術で新翼の設計・強度信頼性検証を実施し,新たに導入した実証試験設備で建設・増強した実機大モデル回転試験とモデルタービン蒸気負荷試験を行った。

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