日立評論

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日立評論

[写真] 杉浦 匠

特集「社会インフラセキュリティ」監修

日立製作所
ディフェンスシステム社
主管技師長・CTO

新井 利明

社会インフラシステムは,私たちの社会生活の基盤としてあらゆる分野でサービスを提供しています。電気,水道,ガスなど生活に直結するものから,交通基盤や公共施設など,人々や企業が活動を続けるために必要となるサービスを,24時間365日途絶えることなく提供しています。一方,近年,このようなサービス提供を阻害するさまざまな脅威の存在が明らかになりつつあります。事故や故障だけでなく,自然災害や異常気象,さらには,武力攻撃やサイバーテロなど,多様な脅威が増大しています。これらの脅威から私たちの生活を守る仕組みが社会インフラセキュリティです。

社会インフラセキュリティを実現するためには,あらゆる事態を想定し,それらを除外することなく対策を考える必要があります。この考え方を具現化するために,日立グループは,(1) 漏れなく予防措置を図る適応性,(2) 万一の際に迅速かつ適切に対処する即応性,(3) 異なる組織間で連携して安全を確保する協調性という3つの観点でセキュリティ対策を施すことで,すべての脅威に対策しようとしています。

本特集では,日立グループが考える社会インフラセキュリティのあるべき姿と,それを実現するさまざまな技術,製品,ソリューションを取り上げました。関連する分野は多岐にわたりますが,それらを,(1) さまざまな施設や設備の安全確保,武力や暴力からの防御,あるいは自然災害に対する防備を実現するフィジカルセキュリティ,(2) マルウェア(ウイルス)などの攻撃を防御して情報を保全する情報セキュリティ,(3) 社会インフラの基盤である制御システムや組込みシステムへの攻撃を防御する制御セキュリティに分けて紹介します。いずれの分野においても,あらゆる観点で予防措置を講じ,万一の際には的確な情報共有と迅速な指揮統制によって被害を最小限に抑える,いわゆる減災の考え方を取り入れ,また,想定外の事象への対応能力を向上させるため,訓練を重視しています。

本特集を通じて,日立グループが提唱する社会インフラセキュリティについてご理解いただくとともに,皆様のビジネスと世界の安全の一助となれば幸いです。

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