日立評論

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[写真] 福本 英士

特集「多様化するニーズに応える建設機械・マイニングソリューション」監修

日立建機株式会社
開発・生産統括本部 研究本部
本部長

福本 英士

建設機械市場は世界経済の動向に敏感に反応し,需要変動の波はあるものの,中長期的には人口増大,都市化など新興国の発展を背景に需要は伸びるものと見込んでいます。また,資源需要も堅調な伸びを予想しており,より生産性の高い鉱山機械への需要が増加すると予測しています。

日立建機グループは,激しく変化する社会・事業環境に対応し,グローバルな市場で多様化するお客様のニーズに的確に応える製品を迅速に提供していくことが使命であると考えています。性能と信頼性に優れた機械の提供はもちろんのこと,安全,環境,経済性などお客様の直面する課題により身近に応えられる製品・サービスの提供をめざしていきます。

私たちはこの使命を果たすために,社会イノベーション事業を中核と定める日立グループの一員として,エネルギー,鉄道,自動車,情報などの広範な事業や日立製作所の研究開発部門とのシナジーを発揮し,製品・サービスの差別化に取り組んでいきます。

本特集では,そのような日立建機の取り組みの一端をご紹介しています。

巨大な鉱山機械が日夜働く鉱山では生産性向上が重要課題であり,車両にセンサーを組み込んで情報を活用する運行管理システムの高機能化が進んでいます。また,建設機械の情報化施工への展開も視野に情報化への取り組みを強化していきます。世界に先駆けて開始した機械の稼働状態遠隔監視システムGlobal e-Serviceにおいては,新しい展開を進めています。ConSiteと名付けた新しいサービスは,世界のお客様にきめ細かい情報と合わせてさまざまなサービスを包括して提供する枠組みです。

厳しい環境基準を達成し,より環境に配慮した建設機械の開発を進めています。ここでは,第4次排出ガス規制に対応する油圧ショベルZAXIS-6シリーズと,世界で初めて(日立建機調べ)電力回生機能を備えたハイブリッドホイールローダをご紹介します。また,生産性と安全性の強化・両立をめざして新機能を搭載した鉱山用超大型ダンプトラックも取り上げました。加えて,開発効率と信頼性を支えるシミュレーション技術活用とグローバルに展開する生産活動の取り組みをご紹介しています。

本特集を通して,日立グループの社会イノベーション事業の一環として取り組む建設機械事業をご理解いただくとともに,皆様のお役に立てれば幸いです。