日立評論

生命に学び,人に寄り添うAI

ページの本文へ

Hitachi

日立評論

ハイライト

ビッグデータ分析から,マーケティング,自動運転など,AI(Artificial Intelligence:人工知能)の活用が広がりを見せている。さまざまな機器の稼働状況や人間の行動といった,実社会から得られる大量のデータとAIとの組み合わせが,ビジネスに新たな可能性をもたらすと期待されている。

こうした潮流に先がけて,日立グループは早くから汎用AIの開発と実用化に取り組んできた。そして,独自の技術とコンセプトに基づくAIソリューションにより,ビジネスと社会の革新をめざしている。

今回,新たなAIに関して有数のエバンジェリストとして活躍しているヤフー・ジャパンの安宅和人氏を迎え,AIと人が共生する未来の姿をめぐって,日立の汎用AI研究を統括する矢野和男と論を交わした。

目次

出席者紹介

安宅 和人

  • ヤフー株式会社 CSO
  • 東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了後,マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社
  • 4年半の勤務後,イェール大学脳神経化学プログラムに入学
  • 2001年春,学位取得(Ph.D.)
  • ポスドクを経て2001年末,マッキンゼー復帰に伴い帰国
  • マーケティング研究グループのアジア太平洋地域における中心メンバーとして,幅広い分野におけるブランド立て直し,商品・事業開発に関わる
  • 2008年9月ヤフーへ移り,COO室長,事業戦略統括本部長を経て2012年7月より現職
  • 事業戦略課題の解決,大型提携案件の推進に加え,市場インサイト部門,ヤフービッグデータレポート,データ活用を含む全社戦略などを担当
  • データサイエンティスト協会理事
  • 応用統計学会理事
  • 著書に『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』(英治出版)がある

矢野 和男

  • 日立製作所 研究開発グループ 技師長
  • 1984年日立製作所入社
  • 1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功
  • 2004年から先行してビッグデータの収集・活用で牽引
  • 論文被引用件数は2,500件
  • 特許出願350件
  • 「ハーバードビジネスレビュー」誌に,開発したウエアラブルセンサーが「歴史に残るウエアラブルデバイス」として紹介される
  • 著書『データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社)が,BookVinegar社の2014年ビジネス書ベスト10に選出
  • 博士(工学)
  • IEEE Fellow
  • 東京工業大学連携教授
  • 文部科学省情報科学技術委員
  • 2007年MBE Erice Prize,2012年Social Informatics国際会議最優秀論文など国際的賞を多数受賞
Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。
Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。