日立評論

運転履歴データを価値に変えた事例

水分野でのAI活用

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Hitachi

日立評論

ハイライト

都市経済活動の活発化に伴い,世界的に水需要が増加傾向にある。清澄な水を得るための水処理には相応のエネルギーが必要であり,その低減は水事業者にとって大きな関心事の一つである。水処理システムは原水性状が大きく変動するものであり,これに対応する複数のユニットプロセスの組み合わせであることが特徴である。このため,適正な運転制御の遂行にあたっては,明示的な物理化学現象モデルだけでは対応できないケースも多く,運転履歴データに内在する暗黙知の活用が期待されてきた。

日立グループは,AI技術「Hitachi AI Technology/H」の社会インフラへの展開を推進しており,今後,水処理システムへの適用も積極的に進め,安全・安心な水供給に貢献していく。

目次

執筆者紹介

圓佛 伊智朗Embutsu Ichiro

  • 日立製作所 研究開発グループ 材料イノベーションセンタ プロセスエンジニアリング研究部 所属
  • 現在,上下水・水環境システムの研究開発に従事
  • 博士(工学)
  • 環境システム計測制御学会会員
  • 日本水環境学会会員
  • 電気学会会員

陰山 晃治Kageyama Kouji

  • 日立製作所 研究開発グループ 材料イノベーションセンタ プロセスエンジニアリング研究部 所属
  • 現在,水環境システムの研究開発に従事
  • 博士(工学)
  • 環境システム計測制御学会会員

辻 聡美Tsuji Satomi

  • 日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタサービスデザイン研究部 所属
  • 現在,経営・マネジメントへのビッグデータ活用の研究に従事
  • プロジェクトマネジメント学会会員

森脇 紀彦Moriwaki Norihiko

  • 日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 所属
  • 現在,人間情報システム,AIの研究開発に従事
  • 博士(工学)
  • 電子情報通信学会会員
  • 経営情報学会会員
  • AIS会員

市毛 由希子Ichige Yukiko

  • 日立製作所 水ビジネスユニット 水事業部グローバル水ソリューション本部 ビジネス開発部 所属
  • 現在,グローバル水ビジネスの発掘・推進業務に従事
  • 日本ロボット学会会員
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