日立評論

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日立評論

[写真] 佐藤 尚彦

特集「社会イノベーション事業のグローバル展開を支えるITサービス」監修

日立製作所
情報・通信システム社
経営戦略室 企画本部
担当本部長

佐藤 尚彦

日立グループは,2014年11月にシンガポールでHitachi Innovation Forum 2014 Singaporeを開催しました。これまでも日本ではフォーラムを開催してきましたが,海外で実施するのは今回が初めてです。2014年3月末現在の日立グループの従業員は約32万人を数えますが,すでに約4割は海外の従業員であり,2013年度の日立グループの売上の約45%は海外売上高になっています。日立グループのグローバル市場での事業拡大は着実に進展しています。

一方,製品やソフトウェアの販売だけでなく,お客様の委託を受け,製品の運用も含めたビジネスプロセスをサービスで提供する市場ニーズも高まっています。また,お客様のビジネスプラン検討段階から一緒になって価値を協創する際には,情報技術(IT:Information Technology)の役割が非常に重要です。

本特集は,「グローバル」,「サービス」の2軸で,日立の情報・通信部門が取り組んでいる事例を取りまとめました。「一家一言」では,サービスイノベーション研究が専門の早稲田大学研究戦略センターの澤谷由里子教授に,経済のサービス化について寄稿していただきました。また,「Technotalk」では,米国ヘリテージ財団の元上級研究員で「政治とIT」に造詣の深い横江公美氏と情報・通信システム社システム&サービス部門COOの柴原節男が,最近の事例からその意義や推進ポイントなどを論点にグローバルサービスをテーマに対談を行いました。

各論文では,研究段階にとどまらず実際のフィールドでPoC(Proof of Concept:概念実証)を行っている事例やマーケットにサービスとして活用されている事例を中心に,日立グループの強みである「実業×IT」をグローバルサービスとして展開している取り組みやM&A(Mergers and Acquisitions)で日立グループに加わった現地会社の取り組みなど,欧米からアジアまで世界の多くの国や地域での新たなチャレンジを紹介させていただきました。

日立グループは社会イノベーション事業のグローバル展開とサービス事業の強化によるイノベーションの実現を2015中期経営計画の柱に据えています。本特集を通じて,日立グループの取り組みをご理解いただくとともに,私たちが提案するサービスが,皆様のビジネスのグローバル展開の一助になれば幸甚です。