日立評論

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[写真] 細矢 良智

特集「社会インフラを支える公共ITソリューション」監修

日立製作所
情報・通信システム社
公共システム事業部
事業主管

細矢 良智

情報技術(IT:Information Technology)は今や社会の隅々にまでその活用が広がり,社会の仕組みを安定的に運用するインフラとして組み込まれています。ITがもたらす新たな可能性は日本社会の課題解決につながるものとますます期待が高まっています。その一方で,膨大なデジタル情報が生まれ,その取り扱いにあたっては社会全体の安全性・安定性への懸念も生じさせています。こうした環境変化の中,社会のITインフラを支え,持続的な成長を促しているのが「公共ITソリューション」です。

本特集では,日立グループが考える「公共ITソリューション」が果たすべき役割,それを実現する技術,製品・ソリューションと日立の情報通信部門が取り組んでいる事例を取り上げました。「一家一言」では,ヤンゴン情報技術大学のサンダ学長に,ミャンマー発展に向けたIT人材の育成について寄稿していただきました。また「Technotalk」では,前 内閣官房の濱島参事官と一般社団法人日本経済団体連合会産業技術本部の吉田主幹にご参加いただき,2015年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」をひもとき,社会の経営資源としてのIT活用策と今後への期待を俯瞰(ふかん)しました。

各論文では,公共ITに求められる2つの要素を取り上げ,「社会イノベーションの誘発」への取り組みでは,IT活用によって国の施策をどのように形にしていくのか,「社会の安定性への寄与」に向けた取り組みでは,どのようにシステムの利便性や高い信頼性を確保しているのかをご紹介します。

本特集を通じて,日立グループの公共ITソリューションの取り組みをご理解いただき,皆様の活動のお役に立てれば幸甚です。