日立評論

ヒューマンネットワークを活用した見込み顧客開拓支援の金融機関への提案

-顧客モデルの抽出と可視化技術-

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日立評論

ハイライト

企業にとって新たな価値を生む顧客を見つけ出すことは,業績拡大に向けた重要なファクターの一つである。特に渉外営業では,新たな見込み顧客をいかに開拓するかが営業担当者の成績に直結する。ところが,見込み顧客を開拓するためのノウハウは,担当者の経験により習得した感覚的なものであり,会社としての組織知になっていない場合が多い。これに対してわれわれは,顧客どうしの人間関係をネットワーク構造化して可視化し,キーパーソンとなる顧客モデルを抽出する顧客開拓支援サービスを開発した。ここに,新たな見込み顧客を紹介してもらえる可能性の高い既存顧客をリストアップするAI技術を加えて,金融機関をはじめとする営業支援への適用を提案する。

目次

執筆者紹介

寺濱 幸徳Terahama Yukinori

  • 日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ 顧客協創プロジェクト 所属
  • 現在,保険分野をビークルとしたビジネス全体像の策定や支援技術の研究に従事
  • 博士(工学)
  • 情報処理学会会員
  • 電気学会会員

鈴木 滋Suzuki Shigeru

  • 日立製作所 金融ビジネスユニット 金融システム事業部 金融システム第四本部 第一部 所属
  • 現在,生命保険会社向けのシステムインテグレーション業務に従事
  • プロジェクトマネジメント学会会員

飯田 和之Iida Kazuyuki

  • 日立製作所 金融ビジネスユニット 金融システム事業部 金融システム第四本部 第一部 所属
  • 現在,生命保険会社向けのシステムインテグレーション業務に従事

境 丈利Sakai Tomokazu

  • 日立製作所 金融ビジネスユニット 金融システム事業部 金融ソリューション第二本部 第一部 所属
  • 現在,金融機関向けUI(User Interface)開発ソリューションに従事
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