日立評論

2018年を迎えて

進化した社会イノベーション事業で,IoT時代のイノベーションパートナーへ

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日立評論

2018年を迎えて

社会イノベーション事業を通じて,世界の変化をリードする

日立製作所執行役社長 兼 CEO 東原敏昭

平素より日立グループへ格別のご高配を賜り,心より御礼申し上げます。日立グループの技術情報誌「日立評論」は1918年(大正7年),日本の技術水準の向上へ寄与するという志のもと創刊し,これまで,さまざまな時代の社会ニーズに応えた日立グループの技術開発・研究成果を紹介してまいりました。本年,お陰さまで創刊100周年を迎えるはこびとなり,これはひとえに読者の皆様方のご愛顧・ご支援の賜物と,感謝の念に堪えません。

この佳節に,「日立技術の展望」をお届けするにあたり一言ご挨拶申し上げます。


近年,グローバル市場では,政治,経済などの動向において,予測困難な事象が増加しています。また,エネルギー・資源不足や環境負荷の増大,経済格差の拡大や貧困の問題など,社会が抱える課題はますます複雑になり,多様化の一途をたどっています。一方,デジタル化を中心とした技術の発展は,人々の生産性を向上させ,さまざまな面でより豊かな社会が着実に実現されつつあります。

こうした中,国際社会は,社会課題の解決と経済発展を両立する持続可能性を模索し始めています。国連では「SDGs(Sustainable Development Goals)」が採択され,持続可能な世界の実現に向け世界全体が協力し合う挑戦が始まる一方,日本政府が提唱する「Society 5.0」など,デジタル技術を活用し産業や人々の暮らしにイノベーションをもたらす取り組みが世界各地に広がっています。

持続可能な世界の実現においては,われわれ企業も大きな役割を担っています。日立は,創業当時から受け継いできた「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念を礎に,世の中に先駆け,日立の強みである社会インフラの運用・制御技術であるOT(Operational Technology)と先進のIT(Information Technology)に,デジタル技術を融合させた社会イノベーション事業をグローバルに展開し,さまざまな社会課題の解決に取り組んできました。

世界の急速な変化を背景に複雑化・多様化する課題にも柔軟に対応し,新たな価値を創出するためには,お客様やパートナーとの協創が欠かせません。2016年より日立が提供を開始したIoTプラットフォーム「Lumada」は,より迅速かつ柔軟に皆様の課題に応えられるよう進化をし続けるとともに,世界各地での協創を加速し,グローバルにイノベーションの連鎖を生み出しつつあります。

デジタル化の潮流が押し寄せる現代,真の「IoT時代のイノベーションパートナー」をめざし,2018年は飛躍の年にしたいと考えています。

日立は,社会イノベーション事業を通じて,世界の変化をリードし,皆様と一緒に希望あふれる未来の実現に挑んでまいります。

日立製作所
執行役社長 兼 CEO
東原敏昭

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