1. ゆりかもめ 電力管理システムの更新
株式会社ゆりかもめより電力管理システムの更新を受注し, 2019年3月に製作を完了,現地搬入した。2020年9月に予定されている運用開始に向け,現在,現地試験を実施中である。
東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)は,都市部と臨海地区を結ぶ無人運行の新交通路線である。電力管理システムは22か所の変電・配電設備の監視制御を行うシステムであり,監視操作卓,監視制御サーバ,遠方監視制御装置,遠制子局,I/F(Interface)盤などから構成される。
主な特長は,以下のとおりである。
- サーバおよび遠制子局,I/F盤の二重化構成とすることにより,信頼性および保守性の向上を図った。
- 指令員が監視する系統表示盤を,モザイクパネルのハード構成品から大画面液晶ディスプレイ表示方式に変更することで,詳細な電力系統の表示を可能とし,視認性および保守性を向上させた。
- 系統画面に対して任意情報を貼り付けることを可能とする付箋機能の追加および定時運用機能の改善を行い,指令業務の効率向上を実現した。