日立評論

社会価値,環境価値,経済価値の創出を通じて世界中の人々のQoL向上に貢献

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日立評論

小島 啓二小島 啓二
日立製作所 執行役副社長

世界中で新型コロナウイルス感染症の拡大が続いており,予断を許さない状況にあります。罹患された皆さまとご家族にお見舞い申し上げるとともに,不幸にもお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。また,感染拡大防止にご尽力されている皆さまに,深く感謝申し上げます。

半年を超えるコロナ禍の中で,マスク着用や社会的距離の確保など普段の生活の変化が半ば強制的に進む一方,その中でどうしたら質の高い生活を送ることができるか,すなわちQoL(Quality of Life)の向上が,社会における大きな課題として意識されるようになりました。

日立グループは安全,健康,快適をキーワードに暮らしやすい社会を実現し,人々のQoLを向上していくことをめざし,お客さまやパートナーの皆さまと共に社会価値,環境価値,経済価値の創出に取り組んでおります。例えば普段の生活の中では,自動車の高度な運転支援技術を通じて交通死亡事故の撲滅に寄与する,先進的な家電や空調システムの提供を通じて生活の時間にゆとりをもたらし豊かな暮らしを実現する,そして電動化とIoT(Internet of Things)技術を通じて,製品のCO2排出量を削減し地球温暖化の防止に寄与する―。このような長年の取り組みにより,世界中の人々のQoL向上に貢献してまいりました。また新しい取り組みとして,人々がより良く生きる社会をめざし,ハピネスを起点として社会イノベーションを興していく活動も進めております。

健康・医療の分野においても,血液の体外診断など高度な診断システムを通じて医師による適切な治療方針の決定に貢献する,治療に伴う苦痛が低いがん治療を実現して治療と通常の社会生活の両立に貢献する,これまで治らなかった疾患の治療を再生医療向けシステムによって支えるといった取り組みを通じて,患者の方々やそのご家族,さらには医療関係者のQoL向上に貢献しております。

本特集では,日立のQoL向上をめざしたこれまでの取り組みを具体的に説明するとともに,今後のさらなる展開についても述べています。日立は,生活や社会に密着した製品やサービスと,先進的なデジタル技術の融合により,誰もが安全,健康,快適な,豊かで暮らしやすい社会の実現を支えてまいります。