日立評論

自ら学習し判断する汎用AIの実現

AIのテクノロジー

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日立評論

ハイライト

企業に蓄積されているビッグデータやIoTによって取得されるデータを活用して新たな経営価値を生み出そうとする動きが高まっている。その中でも,コンピュータ処理能力を最大限に利用して大規模データをよりインテリジェントに活用するためのAI技術が注目されている。

われわれは,大量データを活用してさまざまな最適化・判断を自動化し,企業のアウトカム向上に貢献する「Hitachi AI Technology/H」を開発している。

本稿では,まずAI技術の動向と分類を述べ,次にわれわれが開発した「Hitachi AI Technology/H」のコンセプトと基本原理を説明する。さらには,さまざまな産業分野への適用可能性を通じて,複雑問題を解き明かす汎用AIとしての可能性を述べる。

目次

執筆者紹介

森脇 紀彦Moriwaki Norihiko

  • 日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 所属
  • 現在,人間情報システム,AIの研究開発に従事
  • 博士(工学)
  • 電子情報通信学会会員
  • 経営情報学会会員
  • AIS会員

秋富 知明Akitomi Tomoaki

  • 日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 所属
  • 現在,AIの研究開発に従事
  • 人工知能学会会員

工藤 文也Kudo Fumiya

  • 日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 所属
  • 現在,AIの研究開発に従事
  • 人工知能学会会員

嶺 竜治Mine Ryuji

  • 日立製作所 研究開発グループ 基礎研究センタ 所属
  • 現在,AI,進化,学習科学の研究開発に従事
  • 人工知能学会会員
  • 電子情報通信学会会員
  • 情報処理学会会員

守屋 俊夫Moriya Toshio

  • 日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 所属
  • 現在,空間情報処理,ロボットビジョンの研究開発に従事
  • 博士(工学)
  • IEEE会員
  • 電子情報通信学会会員

矢野 和男Yano Kazuo

  • 日立製作所 研究開発グループ 所属
  • 現在,技師長としてAIなどの研究開発に従事
  • 著書『データの見えざる手』(草思社)
  • 博士(工学)
  • IEEEフェロー
  • 電子情報通信学会会員
  • 応用物理学会会員
  • 日本物理学会会員
  • 人工知能学会会員
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