日立評論

微小領域の三次元形状を正確・簡単に計測する

走査型プローブ顕微鏡 AFM5500M

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Hitachi

日立評論

ハイライト

走査型プローブ顕微鏡は,サブナノメートルの高分解能で,試料表面の形状と機械的・電気的物性を測定することが可能な装置である。

株式会社日立ハイテクサイエンスは,産業計測用途でのニーズに応えるために,正確な三次元形状の計測ができる走査型プローブ顕微鏡AFM5500Mを開発した。カンチレバーの自動光軸調整機構や測定パラメータ自動調整機能を搭載することで,オペレータの負荷を軽減する簡単操作を実現している。また,走査電子顕微鏡や走査型白色干渉顕微鏡とのリンケージ機能を有することで,試料の同一箇所の相補的な観察・計測や物性測定を可能とした。本稿では,AFM5500Mとリンケージ機能について,測定例を交えながら紹介する。

目次

執筆者紹介

蓮村 聡Hasumura Satoshi

  • 株式会社日立ハイテクサイエンス 設計本部 分析設計部 所属
  • 現在,走査型プローブ顕微鏡の開発,マネジメントに従事

脇山 茂Wakiyama Shigeru

  • 株式会社日立ハイテクサイエンス 設計本部 分析設計部 所属
  • 現在,走査型プローブ顕微鏡の開発に従事

伊與木 誠人Iyoki Masato

  • 株式会社日立ハイテクサイエンス 営業本部 応用技術部 所属
  • 現在,走査型プローブ顕微鏡のアプリケーション開発に従事

安藤 和徳Ando Kazunori

  • 株式会社日立ハイテクサイエンス 設計本部 分析設計部 所属
  • 現在,走査型プローブ顕微鏡の開発に従事
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