産業分野においては，工場の生産ライン・生産管理システムは，一般に更新サイクルが長く，今なお古い機器を使っていることが多い。従来は，外部との接続をしないことでシステムを守っていたが，ビッグデータ活用やIoTの適用により外部との接続が避けられないものとなり，セキュリティに関する脅威にさらされるように変わりつつある。

このような状況の下，日立は，生産ライン・生産管理システムとの親和性を重視したセキュリティ対策を3つのホワイトリストに分けたコンセプトに基づき，ひな型化により生産現場の負担を軽減したセキュリティ強化の方法を提案している。