24時間365日にわたって、私たちを支え続ける社会インフラシステム。IoT技術の適用や広域での運用、事業者間の連携など、効率化が進む一方で、サイバー攻撃の多様化など、セキュリティに対する脅威は年々高まっています。「システムで守る。組織で守る。運用で守る」をコンセプトに、多くの組織と協創しながら、社会の安全・安心を実現している日立グループ。その技術、製品、ソリューションを紹介しています。
サイバー攻撃の高度化や,国内外の安全保障環境の変化を背景に,社会インフラシステムに対するセキュリティの脅威が高まっている。一方で,社会生活を支える基盤として,社会インフラには,さまざまなインシデントに対応し,サービスを提供し続けることが求められている。
「情報漏洩」,「不正アクセス」,「マルウェア」。セキュリティインシデントに関連するニュースを聞かない日はありません。最近では,データを人質として金銭を要求するランサムウェアまで登場してきています。今年の2月には,ロサンゼルスの病院のPCがランサムウェアに感染し業務を遂行できなくなるという事件が発生しています。
日々の暮らしやビジネスを支える社会インフラには,トラブルに際しても常にサービスを提供し続けることが求められる。電力,ガス,水道,鉄道をはじめ,政府,金融,医療などのさまざまな分野のサービスにおいて,24時間365日停止することなく,あるいは,どんなときにも最低限の必要なサービスを提供することが期待されている。