2020年に向けたテロの脅威，異物混入による食の安全への脅威など，社会インフラや企業に対するリスクの拡大，変化に柔軟に対応するために，日立は現在，フィジカルセキュリティの基盤となるプラットフォームの実現についてグループ内で横断的に推進している。

本プラットフォームでは，映像監視や入退出管理システムなど，複数のセキュリティシステムを統合化する機能をコアに，システムのスケーラビリティ，用途に合わせた映像解析機能，クラウドシステムへの対応などの機能を提供し，様々なフィジカルセキュリティソリューションを実現する。さらには，安全・安心への対応に留まらず，IoT時代の流れに合わせて，映像解析データを含む様々なデータをビッグデータ解析システムや工場における生産管理システムなどに提供するプラットフォームとして積極的に活用することで，企業における運用最適化など顧客経営改善にまで，フィジカルセキュリティの応用を広げていく。