日立評論

特集「社会インフラの安全・安心を支えるセキュリティ」監修

ページの本文へ

Hitachi

日立評論

社会インフラシステムは,電気,ガス,水道など,日々の暮らしやビジネスを支えるサービスを24時間365日停止することなく提供し続けています。このようなサービスを提供し続けている社会インフラシステムでは,広域での運用や事業者間での連携,IoT(Internet of Th ings)技術のシステム適用が始まっており,システムが日々進化し,効率化が図られています。その一方で,国際的には,テロに近い事象も増加し,サイバー攻撃の手法が多様化しており,社会インフラシステムにおいても実際に攻撃を受け,被害が発生する事案も出てきている現状があります。

政府や業界団体においてもセキュリティに関する取り組みが進められています。政府では,内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を中心に各府省庁が連携して,規制やガイドラインの策定を進めており,また業界団体においても,セキュリティに関する提言を発表しております。

本特集では,このような状況,および規制・ガイドライン等を踏まえ,社会インフラをセキュリティの脅威から守り,社会の安全・安心を実現するため,日立グループが考えるセキュリティのあるべき姿と,それを実現するためのコンセプト,さまざまな技術,製品,ソリューションを,社会インフラ分野への具体的な適用事例を含め,紹介しています。

社会インフラを,「システムで守る。組織で守る。運用で守る。」を日立のコンセプトに,バリューチェーンにおける上流コンサルティングから,システム構築,セキュリティ運用に至るまで,トータルなソリューションを提供しています。日立グループが社会インフラシステムを長年提供してきた実績,日立グループ約30万人が利用している社内ITインフラを運用している経験,およびサイバーとフィジカルを融合した先進のセキュリティ技術を活用したソリューションとしています。

本特集を通して,日立グループが提唱するセキュリティコンセプトを皆様に理解いただくとともに,社会インフラ事業者をはじめ,多くの組織と協創を進めることで,安全・安心な社会インフラシステム実現に貢献していきたいと考えております。

特集「社会インフラの安全・安心を支えるセキュリティ」監修
日立製作所サービス&プラットフォームビジネスユニットセキュリティ事業推進本部本部長
宮尾 健

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。