日立評論

回生電力貯蔵装置による列車緊急走行機能の開発

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東日本大震災以降,省エネルギーや再生エネルギーへの注目度が増している一方で,電力会社からの電力供給がダウンする非常時における乗客の安全な誘導が課題となっている。その手段として,リチウムイオン電池に蓄電した電力を活用し,乗客を電車内に乗せたまま電車を最寄り駅まで自力走行させる「列車緊急走行機能付き回生電力貯蔵装置」を東京地下鉄株式会社と協議しながら検討し,フィールド試験(東京地下鉄東西線葛西変電所)を経て,列車緊急走行機能を開発した。この度,東京地下鉄東西線葛西変電所に本運用となる列車緊急走行機能付き回生電力貯蔵装置を納入した。

目次

執筆者紹介

久米 靖則Kume Yasunori

  • 日立製作所 鉄道ビジネスユニット 輸送システム本部電力変電システム部 所属
  • 現在,鉄道用変電システムのシステムエンジニアリング業務に従事

河津 浩典Kawatsu Hironori

  • 日立製作所 インダストリアルプロダクツビジネスユニットパワーエレクトロニクス設計部 所属
  • 現在,蓄電池式回生電力貯蔵装置のシステム設計に従事

清水 賢宏Shimizu Takahiro

  • 日立製作所 インダストリアルプロダクツビジネスユニットパワーエレクトロニクス設計部 所属
  • 現在,パワーエレクトロニクス製品の開発に従事
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