1. UPS UNIPARAシリーズ 500 kVA新モデル
UPS(Uninterruptible Power System:無停電電源装置)の市場は成熟しており,性能や機能はほぼ各社横並びの状態にある。現行製品は開発から10年が経過していたため,小型・高密度化とコスト低減に重点を置いて新しい500 kVAのUPSを開発した。
主な特徴は以下のとおりである。
- UPS周辺の設備部品をUPS内に取り込み,システム全体での高密度化・コスト低減を実施した。
- UPS単体では現行500 kVA機と比較して容量密度を約14%増加することに成功し,小型化を実現した。
- 遠隔監視機能「見守りサービス」に対応した。
- 盤内の熱流体解析により銅バーを最小化した。
- 制御ロジック改良により,出力電圧に含まれる直流成分を検出するリアクトルを削減した。
(株式会社日立インダストリアルプロダクツ)