1. 鉄鋼プラント用モータドライブシステム向け保守支援システム
鉄鋼プラント用モータドライブシステム(以下,「ドライブシステム」と記す。)は,四半世紀の技術進化を経て高機能化・小型化・レトロフィットを実現したが,顧客のFM(Facility Management)へさらなる貢献をすべく,新たなステージへ移行する。
今回開発したドライブシステム向け保守支援システムは,FMの基本となる設備のLCM(Life Cycle Management)に主眼を置いた機能を具備した。具体的には,ドライブシステムを構成する有寿命部品のライフ監視を,TBM(Time Based Maintenance)と運転データに基づくCBM(Condition Based Maintenance)の併用にて実現し,さらに,スペア部品の在庫管理機能とも連動させることで,ドライブシステムの保守業務を手厚く支援する。トラブル発生時は,その復旧手順を対話形式で支援する機能を有しており,BDM(Breakdown Maintenance)対応も備えている。本保守支援システムを適用することで,予防保全と事後保全の両面からLCMを支援することができる。
今後も,顧客の視点に立った開発を進め,ドライブシステムを進化させていく予定である。
[提供開始時期(見積開始時期):2023年4月]