COVID-19によるパンデミックや,気候変動,社会インフラの老朽化といった課題に対応するべく,社会のさまざまな場面でデジタルトランスフォーメーションが加速している。こうした中,日立は「環境」,「レジリエンス」,「安心・安全」の三つの価値領域に注力することで企業経営の課題を解決し,人々のQoLと顧客やパートナー企業の価値を向上することをめざしている。 本特集では,社会とビジネスのデジタルトランスフォーメーションを支える日立のAI関連ソリューションと,デジタル技術の安心・安全を守るセキュリティ関連技術や活動について紹介する。
COVID-19によるパンデミック以降,デジタル技術で社会や企業を変革するデジタルトランスフォーメーションが加速している。社会インフラの老朽化,サイバー攻撃の増加など,さまざまな課題が顕在化する中,社会イノベーション事業の先頭に立って日立グループを牽引していくITセクターの取り組みについて,日立製作所 執行役副社長 兼 システム&サービスビジネス統括責任者のコ永俊昭が語った。
近年,多くの企業が新たなビジネス価値を創出に向けてデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいる。そこで主要な課題となるのがAIの利用であり,阻害要因となり得るのがセキュリティ問題である。
東京電機大学 名誉教授 兼 研究推進社会連携センター 顧問・客員教授の佐々木 良一氏は,デジタルトランスフォーメーションの成功には,AI自体の適用を高度化するとともに,AIとセキュリティの組み合わせにどのような問題があるかを知る必要があると指摘する。
気候変動やパンデミックをはじめとするさまざまな課題に直面する現代社会においては,人々の価値観の変化に伴い,あらゆる領域で変革が求められている。
アフターコロナの世界で加速していくデジタルトランスフォーメーションや働き方改革を成功させるために,必要なものは何か。これからのビジネスに不可欠となるAIや,データ活用の可能性とは。日立製作所の矢野和男フェローと,同社のLumada Innovation Evangelistに就任した澤円氏が語り合う。
2021年7月,デザイン主導のデジタルエンジニアリングをリードするGlobalLogic社が日立グループの一員に加わった。同社は2000年に創立されて以来20年以上にわたり,世界各地の企業と協力して,革新的なデジタル製品,プラットフォームを生み出している。
ここでは,デザインと高度なエンジニアリング,データを融合させ,顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを成功に導くGlobalLogic社の取り組みについて紹介する。
日立は,「環境」,「レジリエンス」,「安心・安全」という三つの価値を起点として社会課題の解決に取り組んでいる。その中で大きな役割を果たすのがAIである。
ここでは,データの希少性,OT知識の利活用といったAIの実適用における技術的課題への対応から,AIでデジタルイノベーションを実現する製品やサービスなど,AIに関連する日立の取り組みを紹介する。
COVID-19によるパンデミックに伴うクローズドシステムのオープン化や,ゼロトラストネットワークの進展によって,セキュリティにも新しい常識が形成されつつある。
ここでは,幅広いビジネスで培ったドメインノウハウ,セキュリティの根幹である「認証」を支える技術といった強みを生かし,アフターコロナ時代のセキュリティを牽引する日立の取り組みを紹介する。